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Noema Noesis 自由研究始動!!!

  • Noema Noesis
  • 2020年6月18日
  • 読了時間: 2分

2020年6月現在、緊急事態宣言が解除されても元の生活がなかなか取り戻せない状況が続いています。新しい生活様式がお上から提示され、元の生活が何だったのかすら曖昧になってきています。防音設備のある部屋で三密などお構いなしに合唱の練習をしていたのは幻だったのでしょうか。



僕が最後に合唱の稽古に参加したのは確か三月上旬でした。練習後に高田馬場で海賊が使うような馬鹿デカいジョッキでハイボールをガバガバ飲んだせいで、お店を出る直前くらいで記憶が吹き飛びお家に帰れませんでした。気づいたら何故か最寄り駅にいて(翌日GPSのログを見たら途中駅で降りてタクシーに乗っていました)警察が親を呼び出して迎えに来てもらいました。幻であってほしいです。


練習(と飲み会)やコンサートがいつ出来るのかも見通せない状態でも、合唱団は合唱団として何か活動をし続けるべきだと考えています。そこでNoema Noesisも何かを行っていこうと今回の自由研究を企画しました。余談ですがNoema Noesisのモットーに「かんがえて、やってみる」というものがあります。団を設立して某助成金のプレゼンの際に僕が作った言葉です。団名にもなっているNoemaとNoesisというフッサールの用語ともどことなく繋がっていて個人的には気に入っているものの、普段表に出さな過ぎるせいで団員にすら殆ど知られていません。


自由研究の第一弾は『好きなものについて語れ!』です。団員ひとりひとりが自分の好きなもの(映画か音楽か本かゲーム)を紹介していきます。書き手には自分自身の内省を促し、読み手には団員一人一人をより知ってもらえる機会になります。また、人が本気で勧めるものにハズレは少ないと思うので、気が向いたときにお勧めされたものを手に取ることで自分への新しい刺激につながるでしょう。受けた刺激、得た感情は決して幻ではありません。


Noema Noesisはコンサート直前に合宿形式で稽古をしてコンサートを行うスタイルのため、本番が無い限り団員が顔を合わせることはありません。団員は全国に散らばっています。今年度はコンサートを全てキャンセルしました。そのため私生活ではNoema Noesisの存在を団員ですら身近に感じることが少なくなります。所属している人がそれを自覚していないと合唱団はなあなあになり霧散してしまうでしょう。つきつめると自由研究はある意味われわれの延命措置のような側面も否めません。しかしそれにとどまらず、一人一人が本気で何かを語る姿はきっと誰かに真実味を持ったものとして届くでしょう。


著:橋本(団長、縮めてだんち)

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